MONO

June 2019 @ NEUMOS, Seattle, WA –

日本のバンドでありながら、海外での人気&評価の高い MONO が、北米ツアー中にシアトルに立ち寄ってくれました。

ポストロックの雄として20年近いキャリアを持つ MONO。シアトルダウンタウンの北東、若者で賑わうキャピトルヒルエリアの中心に位置する中規模のライブハウス Neumos が会場で、8時半にフロアに滑り込んだらすぐにライブが始まりました。

事前に知ってはいたものの、やっぱりそうか・・・。ギターの二人は椅子に座って演奏を開始。シューゲイザーともいえるノイジーなギターにそぐわないようなスタイルですが、問題は座られると演奏が見えないこと。前のお客さんの後頭部を見に来た感じですわ。

ボーカルなしのインストゥルメンタルな構成で、フェンダー系ツインギターの絡みとエフェクトが肝。音は大きいですが耳障りではないです。不思議と鼓膜に優しい感じ。

といったところで視界の悪さに耐えられなくなり、ステージ真横に移動。

偶然見つけたスポットですが、ここは演者だけでなくオーディエンスもよく見えます。

オーディエンスのほとんどが現地のアメリカ人たち。

彼らに向けて時折椅子を使わず熱演。

フィードバック音をまき散らしながら1時間半のライブは終わりました。

(20:35-22:00)

会場を出たら、実質バンドリーダーのギタリスト、TAKA 氏が路上でタバコを吸ってました。

無防備すぎる・・。

さすがに今さっきライブが終わったばかりなので当然気が付いて写真を撮ってもらう人たちがちらほら。

わたしゃ日本人ですから日本語で行きますよ。

「すいません。どうもお疲れさまでした。」

「Sure!  ・・・はい。(苦笑)」

「ボク、ライブを初めて拝見させていただきました。」

「あ、シアトルの方ですか?」

「はい、すごくよかったです。また来てください。」

「ありがとうございます。(お辞儀)」

というわけでとても丁寧に対応していただきました。

しかしまぁ、競馬場にたむろっているおっちゃんと、インディー界のロックスターが、なぜか一つの写真に納まっちゃった絵ですな。