MAGIC GIANT / AMERICAN AUTHORS

February 2020 @ SHOWBOX AT THE MARKET, Seattle, WA –

2020年最初のライブは、僕のイチオシ、Magic Giant で始まります!

帰省だの仕事だので、シアトル繁華街に繰り出すのも2ヶ月ぶりになってしまいました。

ダウンタウンのど真ん中にあるShowboxが会場の時はいつもこのマーキーを撮影してからセキュリティをくぐって入場するのがルーティーンとなっています。

Capitol Hill Block Partyというフェスのセカンドステージに出ていたMagic Giantをひと目で気に入ってから早2年半。単独やイベントで何度かシアトルエリアに来てくれていたのにいずれも都合が合わず、その間に去年のコーチェラに出演するなど確実に知名度は上がっているようです。

今日はAmerican Authorsという、バンジョーをフィーチャーした似たようなポップバンドとのカップリング。てっきりMagic Giantが前座なのかと思っていたら2つのバンドが一緒になって登場。スニペット的に両グループの曲を演奏してまずAmerican Authorsがステージに残って単独ライブが始まりました。

親に連れられた中高生がメインのターゲットということもあり、Fワード少なめの至って健康的なポップロックショー。気のせいかステージに向けられるライティングも光度高めです。なので動き激しめですが写真も撮りやすいです。

6曲ほど演奏してから Magic Giant にバトンタッチ。演者間のタイムラグはゼロ。すぐにショーが始まります。ステージ上には人数分以上のスタンドマイクとドラムがセットされていますからね。どのバンドがいつ出てきても対応できるようになっています。

Magic Giantは期待を裏切らなかったです。やっぱりステージングに華があるよなぁこのバンドは。American Authorsもそうですが、親しみやすい「おーおー」「あーあー」的な合いの手がサビ周辺に入って、視線を定めることが難しい体力消耗型ステージも相まって曲を知らなくてもパフォーマンスに自然と引き釣りこまれてしまいます。

あえていえば、日本や海外でウケるには、ボーカルのオースティンのカッコが必要以上にフジロックのフィールドオブヘブン的というか、ロックスター風にもうちょっと洗練されるといいんじゃないかと思いました。狙っているんでしょうけど、ヘアバンドによれよれのモノトーンのTシャツは、アーティストとしての素材がいいだけに勿体ない気がします・・。

終盤にサポート除くメンバー3人がフロアに降りてアコースティックナンバーを披露。

すると曲が終わるや否や、視線を移すとメインステージにアコギを抱えたAmerican Authors の姿が・・・。

ここでAmerican Authorsのパフォーマンスにスイッチバック。

さきほどMagic Giantが演奏していたフロアを、打楽器を持った他のメンバー達が通ってステージに加わります。

そこにMagic Giantが参加してステージはお祭り状態。

引き続きAmerican Authorsの単独ショーへとなだれ込みます。

ここから再びMagic Giantがステージを奪ったかと思えば、またAmerican Authors が乱入したりと、もう訳が分からないカオス状態。

ツインドラムのドラムソロなど挟みながら、それぞれの初期の人気曲を交互に歌って大演壇。もともと2つのバンドを別ページで扱おうと思っていたんですが、無理です無理。

2つのバンドが一つのショーを構成するかのような、過去に観たことがない面白い試みのライブでした。

(21:30-23:30)