LIAM GALLAGHER

October 2019 @ T-MOBILE PARK, Seattle, WA –

リアム・ギャラガーが、そう、オアシスにいたリアム・ギャラガーがシアトルにやってくる!

ザ・フーの前座で・・・。

このコンサートはもともと行かないつもりだったんですよね。ザ・フーはこの4年間に2回観ていますし、野球場で観たいと思いませんし。

でもリアムが前座になったこと、かつ直前になってチケットの値段が下がったこと、これらが決め手になって前日にチケットを取りました。気合が入っていたわけではないので3階スタンド席で十分。値段は 59ドル → 39ドルにディスカウントされていました。

シアトルマリナーズの本拠地で見るリアム・ギャラガー・・・。違和感があるのは自分だけでしょうか。野球とオアシスって水と油のような・・・。

リアムを観るのは・・・かれこれビーディ・アイのボーカルとしてストーン・ローゼズの前に出演したフジロック2012が最後ですね。ってことは7年ぶりかー。

開演予定時間の7時半。お客さんの入りはまぁまぁです。

思った以上にステージが遠い3階席。左右のスクリーンも小さいなぁ。

地元出身ジミヘンドリックスのSEから、リアム自ら「This is Rock n’ Roll Star!」と曲を紹介してオアシスの同曲のイントロへ。

うわー、痺れるなぁ。ギターのチョーキングからリズム隊がなだれ込むところで唸ってしまいました。スタジアムなのに意外に音がよく、各楽器の分離とリアムの声がはっきりと聞き取れます。

リアムは迷彩柄のフードジャケットに身を包んでいます。ファッションで厚着を、というよりも10月のシアトルは普通に寒いですからね。一応、屋外なので、半袖とかだと死んじゃいます。

比較される兄貴のノエル・ギャラガーよりも、ロックンロールしているリアムのソロの方が断然好み。「Shockwave」とかAC/DCっぽくてかっこいいし、「The River」もメロディがいいです。もしオアシスの再結成があって、アルバムを作るとしたら、リアムのノリでやってほしいです。

周りのお客さんは普通に一般の前座に対する視線とリアクションですね。オアシスを知らない世代も多いかもしれません。正直そこまで有名じゃないし。リアムが「Thank you」と挨拶するたびに何故か笑う老夫婦。やっぱ発音ですよね。違いますよねやっぱ。

「古い曲なんだけどたぶんみんな知らないと思う。ワンダーウォール。」というリアムのメッセージに大きな歓声が上がりました。アメリカではオアシス=ワンダーウォールと言っても過言ではありませんから。オルタナラジオ局でもこの曲しかかかりません。

こりゃ期待できるぞーと思ってサビを歌わせるも誰も歌ってねー。「Don’t be shy!」 というらしからぬリアムの呼び掛けに応えるオーディエンスはごくわずか。2005年に代々木で聴いて以来の「Wonderwall」がこんなに寂しいとはねぇ・・・。でも不貞腐れることなく「Enjoy yourself!」と言って次のシャンペン・スーパーノヴァを紹介したリアムは偉い。

ピアノがメインに据えられ、アウトロが大きくかっとされたショートバージョンの「Champaigne Supernova」。久しぶりすぎて、歌詞を忘れて歌えなかった自分にビックリしました。

全7曲ジャスト30分。次はライブハウスでフルセットのショーに期待!

(19:30-20:00)