SLEATER-KINNEY

November 2019 @ PARAMOUNT THEATRE, Seattle, WA –

ワシントン州の州都オリンピアに向かう高速道路沿いにある標識”SLEATER-KINNEY ROAD”からバンド名が取られたスリーター・キニー。

今年2019年になってドラムが脱退して2人組になってしまうも、北米ツアーに乗り出してこれが最終目的地となるシアトルパラマウントシアター2デイズの初日。

個人的には20年ぶりのスリーター・キニーです。まだ博多から上京して間もないナンバー・ガールを前座に迎えた新宿ロフト公演以来です。そのナンバガも今年再結成しましたし、時の流れを感じるような、それでいてついこないだ聴いたばっかりのような、微妙で不思議な感覚です。

バンドオフィシャルサイトによるとこの夜のチケットはソールドアウト。オリンピアはシアトルシーンの一部ですから、地元と言っても差し支えないわけで、キャパ3000人の会場が大きすぎることはないですよね。

フロア後方から見るに、メンバー2人を含む女性5人構成のステージのようです。

もともとギター X 2、ドラム X 1 のベースレスジョンスぺ構成ですが、ベーシストがサポートに入って初っ端から低音をブイブイ言わせています。ガレージ、パンクなみならず、最新アルバムではより顕著だったように、キーボードが加わったポップな曲も多いです。

以下、身内&地元ネタになりますが、左のギターのコリン・タッカー(45)は本人の弁によると育ったのがレドモンドだそうですね! シアトル東側のワシントン湖を渡ったエリアは、そのレドモンドを含みイーストサイドと呼ばれていて、「イーストサイドから来た人~?」と聞かれたので自分も手を挙げてしまいました。(なぜか少なかったけど。)

あとこのパラマウントシアターで最初にライブを観たのがマドンナだったんだとか。「ライク・ア・バージン」北米ツアーの初日で、前座はビースティ・ボーイズ。ポップ史に名を遺す伝説のツアーですね。うらやましい。というか歳も近いし音楽遍歴がボクと似ている・・。

いつものようにあまり音のよくないパラマウントシアターでしたが、アンコール4曲を含んだ30曲近くの熱演は楽しくないはずがありません!

(21:20-22:55)