THE STROKES

March 2020 @ WAMU THEATER, Seattle, WA –

待ってました。ストロークス! 2006年のフジロック以来だよ!

ただ、この週は海外出張を予定していてライブ参加はあきらめていました。しかしながら折からのコロナウィルス騒動で出張がキャンセルになりめでたく観戦可能となったのです

しかし残念ながらチケットはすでに売り切れの模様。オールスタンディング定価56ドルの切符がTicketmasterのリセールで100ドルもします。なので様子を見てみます。どうせウィルス騒ぎで価格は落ち着いてくるだろうと・・・。

なんと当日まで粘りました。

定価で販売され始めたにもかかわらず粘ってみました。

開演3時間前、チケット転売業者の StubHub のサイトに34ドルというチケットを発見。即購入。手数料を合わせても公式サイトの額面よりも安く購入できました。ラッキー!

しかもこの日は上原ひろみとのダブルヘッダー。

いや、前座が上原ひろみなのではなく、同じシアトル市内の別会場で彼女のライブがあり、その上原さんのコンサート終了後、ライドシェア(Lyft)に飛び乗ってストロークスの待つ WAMU シアターへ。

7時開演ではあるもののオープニングアクトが2つあったので、メインアクトのライブ開始はおそらく9時過ぎになるだろうという読みが的確に当たり、フロアに滑り込んだ時にストロークスの演奏が始まった模様。

WAMUシアターは、ざっくり言うと幕張メッセのひとホール分ほどのキャパです。なのでストロークスって結構人気があるんですよ。アメリカ、それもシアトル辺りでストロークスってどうなのかなぁと思うが完全に杞憂。ちゃんとファンはいるんですね。ストロークス本人たちもアリーナロックバンドっぽいたたずまいをしていますよ。

入場してつかつかとフロアを歩いてみましたが、やっぱステージが遠いなぁー。

そして暗いなぁ。

インディー系ロックの流行りではあるんですが、ステージ正面からのスポットライトをなるべく当てないセッティングになっており、メンバーの表情などまったく読めません。特徴的な髪型のアルバート・ハモンドJr はすぐにわかるけど、ボーカルのジュリアンはどこやねん?

スマホのカメラの性能が良くないといえばそれまでなんですけど、もうちょっと明るくしてもらえませんかね~。フロアを左右に動き回ってみましたがいいスポットはついぞ見つけられず。

でも2曲目の「Someday」でアガったー。ファーストアルバムからのナンバーは鉄板ですな。しかし一枚目に縛られることなくいままで発表したアルバムから満遍なく構成するベスト・オブ・ストロークス的な選曲。久々に見るバンドのライブはこれでいいんですよ。新譜から3曲も続けたり、マニアな曲に走ったりしなくてよし。強気になる必要なんて全然ない。アーティスティックでなくてもいいんです。アーチストエゴ不要。

僕なんかはやっぱり「Hard to Explain」「Take It or Leave It」あたりでとても興奮しますし、会場のアメリカ人ももちろんそうなんですけど、意外にセカンド以降の楽曲もちゃんとウケていて、「Juicebox」「Reptila」なんてショーのハイライトといってもいい盛り上がりでした。でもやっぱり個人的には「Soma」とか練習スタジオに入ってコピーしたっけとか思い出にふけっちゃいました。20年近く前の話ですけど。

そう、ストロークスがメジャーデビューしてからもう20年なんですよね。こりゃ歳も取るわ。そんな歳を取ったストロークスのメンバーの顔をマジマジと見てやりたいが、いかんせんライトが暗い。ギターのニックなんて姿を消していたって言ってもいいぐらい。

同じく表情が全く分からないジュリアンとベースのニコライとでアンコールの最後にMC。

「さんきゅーすぃあろー! シアトルと言えば・・・音楽だよなやっぱり。」

そしてタイミングよくアルバートがパール・ジャムの「Alive」のイントロを弾くというおまけ付き。

「やっぱジミヘンか、ジミヘン!」

いやそれは止めてくれよ~という声が周りから聞こえる中、やっぱりやりませんでしたジミヘンは。

「ラストソングは Last Nite だ。みんなありがとう!」

ということでニックのギターからイントロが鳴り出して、アルバートのギターが重なって、ニコライのベースがグルーブを作って、ジュリアンのボーカルが曲をドライブして・・・終わっちゃいました。

このライブの 2 日後に、というかわずか30時間も経たないうちに、シアトルのあるワシントン州キング郡では、コロナウィルスにより250人以上の集会が禁止となりました。もちろんライブハウス含めコンサートは全面中止/延期です。したがってこの日のストロークスのライブは滑り込みセーフだったわけで、出張を逃れ、諦めていたライブに参加できた自分は幸運だったのか、それとも不幸な結果となるのか、こればっかりはまだわかりません。

ひとまず健康ですけど。

(21:15-22:30)