PHISH

August 2021 @ GORGE AMPHITHEATER, George, WA –

シアトルから車で東に片道5時間かかるスポケーンという街の近くに用事があり、その帰りにワシントン州が誇る野外音楽堂に寄りました。

コロンビア渓谷を背景にして建つGorge Amphitheaterでジャムバンドのフィッシュを見るのはこれで3度目。

今回は、というか今回も、チケットブローカーサイトのStubHubで入場券を購入しました。当日朝まで正規の20%増しで販売されていましたが、スポケーンを夕方に出る頃にはその半値以下の40ドルまで下がり、手数料含め52ドルで落札。これはチケットマスターの正規の値段+手数料の約半額ということでお得な買い物をしました!

しかしこの時点で7時半の開演時間に間に合わないことはほぼ確定。(だから安いとも言えるw)会場まで2時間半かかるとすると入場時にはもう完全に日は落ちているはず。

残念です。Gorgeの絶景が音楽と一緒に楽しめる時間帯に着きたかったけど。

係員に誘導されるも間も無くキャンピングカーで一杯の駐車場&キャンプサイトを抜け入場ゲートへ。

チェックは厳しかったですね。まずコロナのワクチン接種証明ということでスマホで撮ったワクチンカードを運転免許証と共に見せました。そして場内持ち込みの財布やら車の鍵を含め丹念に調べられ、セキュリティゲートを潜りモバイルチケットのスキャンを経てようやく入場できました。

そこまでしても発見できないマリ◯ァナの甘い香りが充満する場内は、コロナによるイベントの延期・中止もあって、もはや懐かしい感じですねー。

フィッシュのみなさんもまだまだ元気なようです。

今夜がGorge3日連続公演が初日。フジロック出演時もそうだったように、一箇所で複数公演をするのが通例になっています。数万人規模でそれを行えるのはフィッシュ、デイブマシューズバンド、そしてデッド&カンパニーぐらいではないでしょうか。少なくともGorgeのラインナップを見るとそんな感じです。

相変わらず皆さん好きなように踊り狂っていて楽しかったんですけど、休憩を挟んで後半に入りミドルテンポの長いセッションが続き若干飽きてきたのでここで帰ることにします。

もったいない気もするけど、遠ざかるステージから聞こえる音を背中に感じながら駐車場に戻る20分間がなかなか気持ちいいんです。

Phish Setlist The Gorge Amphitheatre, George, WA, USA, Summer Tour 2021

THE BLACK CROWES

August 2021 @ WHITE RIVER AMPHITHEATER, Auburn, WA –

もともと昨年の夏にスケジュールされていましたが、コロナによる公演延期で1年待たされましたクリスとリッチのロビンソン兄弟が率いる再結成ブラック・クロウズ。 個人的には相当久しぶりのクロウズです。たぶん00年代後半にアメリカ出張ついでにポートランドで見て以来だと思います。野外でとても気持ちよかったんですが、車で往復5時間は睡魔との戦いでした。ジャムバンド然としていて初期の定番曲は全く演奏されなかったせいか内容をあまり覚えていません。

今回チケットを予約したのもなにせ1年半以上前なので自分の席なんて覚えてません。

チケットマスターで確認ついでに埋まり具合をみたので予想はしていたんですがやっぱり空席が目立ちますね。前座終了後、メインアクトの登場を待つばかりなのに屋根の付いた座席エリアは2割ぐらいの入りでしょうか。後方の芝生エリアには数えられるほどの人しかいません。ちょっと会場が大きすぎたかもしれませんね。

ジュークボックスが光り、BGMとしてShake Your Money Makerが流れ、ゼマティス製オープンチューニングスライドギターを持ったリッチ・ロビンソンが「Twice as Hard」のイントロを弾き出してショーは始まりました。リッチ寄りの前の方の席を取れたので姿も音もくっきりと確認できます。クリスは何故か右手にカラフルな傘を持っています。

知らなかったんですけどコロナでツアー日程が延びた間にメンバーチェンジがあったんですね。ベースが元メンバーのスヴェン・パイピーンになってました。正式メンバーは2人だけだと思っていたので嬉しいサプライズてす。

とは言えクロウズといえばやっぱりロビンソン兄弟。クリスはソロのBrotherfoodで何度か見てるんですけど、リッチはMagpie Saluteのライブに行くチャンスがなかったので、半端なくラウドでオーバードライブなギターはもはや初めて聴くといってもいいぐらいに強烈です。

大音量のディストーションギターを生で聞く機会をコロナは奪っていた訳ですが、とても新鮮な耳障りでかつ溜まった垢が落ちていくような清々しさを感じるのはコロナのお陰でもありますね。バリバリに割れているスピーカー音すら心地いい。

クロウズのファーストアルバムを中心に演奏するツアーなのであんまり期待してなかったんですけど、「Wiser Time」 や 「No Speak No Slave」、「She Talks to Angels」 といったのちの定番曲もしっかりやってくれて嬉しかったです。マニアには物足りないのかもしれませんけど、間隔が空いた場合、自分がアーティストを知る、または好きになるきっかけとなった有名な曲を徹底的にやってくれた方が嬉しいです。「Thorn In My Pride」途中のジャムとか聞き応えがありました。

ステージ右奥にいた女性コーラス隊に目と耳が行ってしまう「Remedy」で一旦締めて、アンコールにヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカバーを一曲だけ。リッチのストラトが猛烈にかっこよかったです。

チャーリー・ワッツの死後間もないので追悼ストーンズソングをやってくれるかなあ、と期待していましたが、昨夜のポートランド公演ですでに実施済みだそうです。ちょっと残念。

ローディーの撤収作業を寂しく眺めていたんですけど、思い返すとなんだかんだでクリスの印象が強すぎました。Brotherhoodでは枯れたジャムバンドの体でやってますが、このレガシーバンドでは、本人のやりたいことかどうかは別として、ステージアクションのオーバーさを含めてフロントマンとして期待される役割を全うしていました。身体もそうですが声も変わってないですね。

(21:00-22:45)

The Black Crowes Setlist White River Amphitheatre, Auburn, WA, USA 2021, The Black Crowes Present: Shake Your Money Maker