PETER FRAMPTON (SUMMERFEST)

July 2017 @ Henry W. Maier Festival Park, Milwaukee, WI –

サマーフェスト(SUMMERFEST)は「世界最大」という触れ込みの、ウィスコンシン州ミルウォーキーにおいて10日間に渡って開催されているフェスティバルです。

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ピンクがトリを飾ったフェス4日目に、シカゴから車で北上してミルウォーキーくんだりまでやってきました。

レッチリ以下、上記で別枠に表示されているバンド/アーティストを観るには別途料金が必要なのですが、それ以外は1日券がたったの 20ドル

安い。

なのに大小ステージの数が半端ないです。

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ほとんどのステージにこのようなベンチシートが付いています。

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ステージによってはこんなくつろぎスペースもあります。

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その上空をリフトが飛びます。

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遊園地が近いのか、観覧車も見えます。

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この川沿いのフェス会場を端から端まで歩くとだいたい20分ぐらいかかりますね。

 

で、ボク的に、この日のメインアクトは会場一番奥のステージのトリを務めたピーター・フランプトン

そう、あのライブアルバムのピーター・フランプトンです。

観たことないんです、一度も。

 

自由席なので、できるだけ前の方で観ることにします。

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いやぁー、ギターの音がめっちゃクリアーです。

「Show Me The Way」でトーキングモジュレーターも聞けました!

「始めてこの曲を聞いた時は本当に感動した。」という、サウンドガーデンの「Black Hole Sun」は意外な選曲でした。つい先日自殺したクリス・コーネルに追悼の言葉を送っていました。後で知ったのですが、生前クリス・コーネルとコラボしていたんですね。意外な組み合わせでした。

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ちょうど時間が被っていたスティーブ・ミラー・バンドをチェックするために中抜けしなければならなかったのですが、意外に後ろの席は空いてました・・・。

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後で、「あーそういえば Baby I Love Your Way を聞いてなかったー。」と後悔するも後の祭りです。

ステージ移動の際、ものすごい人の波に飲み込まれます。

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途中のステージも人でいっぱい。

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スティーブ・ミラー・バンドのフロアーも、人混みをかき分けかき分けしてもまだこんなに遠いです。かなり萎えます。

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日本ではあまりなじみがないスティーブ・ミラー・バンドですが、アメリカでは超大御所扱いで、かなり大きな会場でツアーを続けています。しかしながら、淡々と続くステージ進行がちょっと退屈になり、あまり楽しめないまま会場を後にしました。

そして入口の写真を取り忘れたとこに気が付きました。

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そして、これが50回目のアニバーサリー開催だったのでした。

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本当に「世界最大の」フェスかどうかは正直わかりませんが、歴史の長さと人口密度の高さはかなり世界一に近いのではないかと感じました。

 

 

RED HOT CHILI PEPPERS

July 2017 @ UNITED CENTER, Chicago, IL –

The Getaway 北米ツアーシカゴ公演 2 days の2日目。

会場のユナイテッドセンターって、NBA シカゴブルズの本拠地なんだよね。

ここでマイケル・ジョーダンがプレーしてたのか―、と想像したらちょっと感動してしまった。

まぁレッチリは LA レイカーズのファンなので、そんなのは関係ないのだけれど、アリーナのサイズはとても大きく、シアトルのキーアリーナの1.5倍、横浜アリーナの2倍はありそうな印象。

その2階席のほぼ最後列に陣取ります。w)

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ショーは先のシアトル公演と同じく Around The World でスタート。

この席からだとフリーもアンソニーも豆粒以下だー。

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お約束といえばお約束なんだけど、流れで Dani California をやってくれたのはやっぱりうれしい。シアトルでは結局聞けなかったし。

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ジミヘンのカバー=Fireではなんと先代のドラマーのジャック・アイアンが登場してチャドとのダブルドラムを披露!

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Rain Dance Maggieを聞けて良かった! 前作のアルバム発表時は、この曲をミュージックステーションで見たっきりで、大ヒットしたわけでもないので、もうライブでは聞けないのかと思っていたからなおさら。

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そして大好きな Suck My Kiss がいきなり来た。

Tell Me Baby もオーッって感じ。

しっかし、最初見たときはすげーなぁと思ったけれど、天井に近い席ではこの電飾は邪魔だ―。めっちゃステージが見にくくなるよ。設計ミスといいたい。

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新譜からSick Loveはやってくれないのね・・・ (泣) この曲は好きなんだけどなー。
Dreams of Samurai も聞きたいんだけどやってくれなかった。(泣)

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Soul To Squeeze から By The Way で本編を〆て、アンコールは Goodbye Angels ~ Give It Away。
ちょっと Under the Bridge が恋しくなってきたー。

10年前にコ―チェラで見た時も思ったけれど、アメリカのレッチリファンってあまりガツガツしてない気がする。RATM のようにヘビーなオルタナバンドというよりは、どちらかというと歌って踊れるパーティーバンドなんだろうな。

 

 

GUITAR WOLF

June 2017 @ THE SHAKEDOWN, Bellingham, WA –

四畳半ストライクスバック北米西海岸ツアーの11本目、ワシントン州べリングハム公演。

シアトルから北に車で1時間以上走らなければならない田舎町なのですが、なんと、20数年前、ギターウルフがアメリカで初めてライヴをしたのがこのべリングハムなんだそうです。(・・ギターウルフのツイッター調べ。)

そんなギターウルフ思い出の地(?)べリングハムですが、会場ちいさっ! お客さん少なっ!

50人ぐらい?
なので無理なく最前列ゲット。

トオル氏が自分でドラムセットを確認するのが見えます。

アメリカ人スタッフとも英語で会話してました。

で、ギターウルフのメンバーが改めて登場。

最前列で、目の前がステージなので、メンバーちかっ!

なおかつ、ギター&ボーカルのセイジは目の前のお立ち台に上がって吠えます。

なので、ズームもしてないのにこんな感じの超至近距離。

目を落とすとそこにはセイジの足。

ビール臭い汗をめちゃめちゃ浴びます。

ひとまず自撮りします。

先日のシアトル公演よりもさらに超爆音なので何を言っているのかさっぱりですが、目の前で吠えまくっているのはわかります。

セイジのギターも目の前。

彼の視線の先にはワタクシ。  この後、セイジがヘッドバンギングした瞬間、ギターのヘッドがワタシの顔に当たりました。

セイジがかがんでギターを弾くとネックとヘッドが目の前にくるので、ギターヘッドの後ろに手を回して記念撮影しちゃいます。

さあ、お約束のオーディエンス参加コーナー。
セイジが手を差し出して我々を呼んでいます。

やった、セイジの腕に触れた!

しかしステージに引き上げられたのは小太りのおばちゃんでした。

いや、老けたお姉ちゃんか。

いずれにせよ残念。

セイジに代わって新加入のベーシスト=ヒカルがこちらに向かって来ました。
両手を挙げてベースを目の前に差し出すので、4弦ルートを8分弾きしてやりました!
ベースアンプから自分の鳴らす音がちゃんと聞こえてきて気持ちよかったです。

そして最後はヒカルと握手!
汗と整髪料でベトベトして気持ち悪かったです。

ギターピックを握ってウィンドミルする拳が顔に当たるし、マイクスタンドが倒れてきて直してあげるわでステージ前は戦場と化していましたが、言うまでもなく楽しかったです。

 

BABYMETAL

June 2017 @ FORD IDAHO CENTER, Nampa, Idaho –

初アイダホ!

シアトルのあるワシントン州の隣がアイダホ州だということをすっかり忘れていました。

シアトルからプロペラ機で州都のボイシーに着き、

アイダホ州議事堂など観光し、

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会場のフォード・アイダホ・センターに向かいました。

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トリのコーンを含め、5つのアーティストが演奏する、昔の「ファミリー・ヴァリューズ・ツアー」のような移動型ミニフェスティバル形式の野外イベントです。

BABYMETAL はちょうどその真ん中3番目に出演予定。

しかし、日本のアイドルグループが、アイダホの片田舎でライヴをやるなんて、にわか信じがたいです。

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この日は、35度を超える酷暑の中でのイベントとなりました。

2番目に登場したイェラウルフ (Yelawolf)は、その暑さによって機材トラブルに見舞われたためライブが中断してしまいました。

リンカーンのオープンカーをステージに飾ったりして、いかにもアメリカのラッパーっぽいゴージャスなステージセットでしたが、音は意外にロックで、最後まで楽しめました。

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帰り際に「次はベビーメタルだぜ!」と言ってくれました。

いい人だ。

そして BABYMETAL のセットが組まれます。

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BABYMETAL DEATH でスタート。

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うわ、CATCH ME IF YOU CAN で、神バンドに指をさされた!

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MEGITSUNE ですね。

セキュリティ、あくびすんな。

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KARATE な感じ。

セキュリティ、見るな。

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しっかし、直射日光をもろに浴びて、いい歳の女の子がかわいそうです。

暑さのせいで、特に MOA-METAL はかなり参っている感じでした。

こんな笑顔がデフォルトですが、ドリンク休憩の時につらそうな顔をしていました。

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SU-METAL の MC も

「It’s really hot today!   Are you ok?」

で始まりました。

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まぁ、あんたらこそ大丈夫か?という感じなのですが、「We are so happy to be here on tour with Korn! We thank Korn for having us.」という感謝の言葉と日本人のお辞儀でコーンのファンから拍手喝采。実際に、これがコーンとのツアーの最終日となっていました。

前日もそうだったのですが、「How are you feeling tonight Nampa!」とちゃんとローカルな地名を覚えて言ってくれるのがうれしいですね。

普通のバンドだと、「わっつあっぷ、アイダホー!」みたいな感じでざっくりしてますからね。

幕張なのに「ときよー!」みたいな。

苗場なのに「じゃっぱーん!」みたいな。(←エミネム)

 

それはさておき、ライブも佳境を迎えます。

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最後の「ギミチョコ」はちょっと後ろの方で見てみるかー、と思って下がったのが後から考えてみれば大失敗。

曲が終わって「We have a really special guest tonight!」と言ったので、アッ!誰かがゲストで出てくる! と思って前の方に戻ったら、「すぃーゆー!」と言ってライブが終わってしまいました・・・。

あれー、と思っていたのですが、後でビデオと写真を見返してみると、その「ギミチョコ」でコーンのギタリスト=ヘッドが神バンドの一員としてサプライズ登場してたんですね!

遠目には全く分からなかった・・・。

お客さんも気が付いた人は少なかったんじゃないかなー。

この両手を挙げている人と、

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右隅っこに写っている人です。

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場所を移動していなければ、自分の目の前だったのに・・・。

というわけで、ストーン・サワーとコーンのライブが残っていたのですが、前日に見たということもあり、後ろ髪惹かれつつこれで会場を後にしました。

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コーン、ストーンサワー(≒スリップノット)、イェラウルフといった、極めて濃いメンツの中で、日本のティーンアイドルが、日本語で歌って踊るというのは、なんだかとてつもなく場違いでシュールなのですが、そこが逆にロックだよなぁ、と改めて感心させられたのでありました。